「黒ければいい?」は危険?スーツ業界約20年の店長が教える、スーツとフォーマルの違い

左がスーツ、右が礼服を視覚的に表しています。 04_スーツの豆知識

はじめに

この記事を読んでもらいたい人

・スーツとフォーマルの違いを知らない人

・フォーマルを購入しようか迷っている人

・このシーンはスーツ?フォーマル?と迷っている人

黒のスーツを販売する時によくある質問があります。
それは「これって礼服としても着れますか?」「スーツでもフォーマルでも着れるのが欲しい」

という質問をたくさんもらいます。現場ではもちろん答えていますが、違いを理解していなくて間違った知識であったり、初心者の方は紛らわしい部分もたくさんあったりすると思います。

今回はこの記事を読むとスーツとフォーマルの違いが簡単にわかるので、用意した方がいいのか、しなくてもまだよいのかがわかります。なるべく簡単に書きますので、もっと深く知りたい方はご連絡ください。

内容を簡単にしているため、詳しい方から見るとずれている部分もあると思いますが、現状の現場で購入しているお客様のリアルな声や私の経験を踏まえて書いています。

結論 店長が教える「スーツ」と「フォーマル」の決定的な違い

結論です。簡潔に言うと

スーツよりもっと黒が深いのがフォーマルです。

細かい違いは他にもいくつかありますが、ぱっと見では気付きにくいです。

フォーマルとは何か?現代で使われている意味合いを解説

フォーマルとは辞書でしらべると…

「正式・公式であるさま、または礼儀にかなった作法や服装のこと」

と記載されています。
現在の日常会話で使われている意味合いですと

フォーマル礼服≒喪服≒式服

という認識でOKです。

いわゆる冠婚葬祭等の格式の高い式典で着用する服装になります。

なぜ「より黒が深い」のが良いのか?黒ければいいわけではない理由

結論から言うと、
黒が深いほど「格式が高い」とされているからです。

礼服とはその名のとおり【礼を重んじる服】と書きます。
礼を重んじるとは
礼儀や礼節を大切にし相手への敬意や思いやりを行動や言葉で丁寧にあらわす事
と言われ着るだけで相手に対する礼儀になるということが言えます。

そう考えた時にスーツは黒が薄いので並んだ時に少し目立ちます。
薄い色は重厚感がなくややカジュアルな印象に見えてしまうため、年齢や立場によってはおすすめしません。

フォーマルは仕事で着用できるか?店長が「おすすめしない」理由

フォーマルを販売している時にたまに質問されますが

「これは仕事では着れないですよね…?」
と聞かれることがあります。残念ですが着用することは出来ません。

理由ですが、黒色が深いためフォーマルを着ていることが間違いなくわかります。
ビジネスシーンでフォーマルを着ることはNGになります。

この質問の背景には「仕事でも使えたら便利なんだけど…」というお客様心理を感じますが

だからこそフォーマルは公式であり正式であることがわかります。

フォーマルを知っている方や人生の先輩方からすると非常識に映ってしまいます。

スーツでフォーマルなシーンに参列するのはNG?

お答えする前に
現場のリアルな状況をお伝えしますと

スーツをフォーマルなシーンで着用する人は増えてきています。

ルール的によいかというのはさておき、私の接客しているお客様のシーン別の選び方をお伝えしますとこんな感じです。

最近は以前のようなガチガチなスタイル(かならずこれを着なければいけない)からややカジュアルに変化していると感じます。

私個人の考えとしてもお祝いはスーツスタイルで華やかにしてもらえれば問題ないと思います。
ですが、お葬式等のお悔やみで使用する場合はフォーマルを着用した方が無難です。

前の章でもお伝えしたとおり、フォーマルは着用することが相手への敬意や思いやりを表します。
スーツでの参列は失礼にあたるケースもありますので、大人の方は用意が必要です。

購入の前に見て!失敗しないための予算相場と値段の違い

「フォーマルっていくらぐらいなの?」

と持っていない方は思うかもしれません。私の働いているスーツの量販店では

2万円〜9万円ぐらいの取り扱いがあります。

かなりの価格帯の幅があります。

値段の違いですが

黒の深さで値段が変わります。

黒ければ黒いほど染めるのに手間が掛かっているため、値段は上がりやすいです。
ですが、スーツとの差が出るため、前項でお話ししたとおり【格式が高く】なります。

反対にお値段が安いフォーマルは色が薄くなっているものがほとんどです。
深い黒ではないため、工程数は落ちるのでお値段は下がります。

礼服の買い替えの目安は10年程度だと言われています。
体型が変わらなければ準備期間はもっと伸びます。
30代以上の方は立場とかを考えると予算は下げすぎない方がよいでしょう。

まとめ 相手への敬意を装いで表現しよう

ここまで、スーツとフォーマルの違いについてお話ししてきました。
最後に大切なポイントを振り返ってみましょう。

「黒の深さ」こそが格式の証 
スーツとフォーマルの決定的な違いは、生地の「黒の深さ」にあります。
より深く、吸い込まれるようなマットな黒であるほど格式が高く、それが参列する相手に対する深い「敬意」や「思いやり」の表現につながります。

30代からは「予算を下げすぎない」選びを 
フォーマルは2万円台から9万円台まで幅広くあります。
あまりに安価なものはどうしても色が薄く見えてしまいがちです。長く着続ける「一生モノ」として考えるなら、30代以上の方はある程度の予算をかけ、しっかりとした黒の深さを持つ一着を選ぶのが、結果として一番賢い選択になります。

まずは「お店で本物を見る」ことから 
画面越しではなかなか伝わりにくいのが「黒の色の差」です。
ぜひ一度、お近くの店舗に足を運んでみてください。実際にプロの目で選ばれたフォーマルを横に並べて見比べていただければ、その圧倒的な違いを肌で感じていただけるはずです。

「とりあえず黒ければいいや」ではなく、「大切な人のために、最高の一着を選ぼう」。 そんなあなたの気持ちが、きっと相手にも伝わります。

もし選び方で迷ったら、いつでも私たちプロに相談してくださいね!

それでは、また。
ご来店ありがとうございました😃

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